audible(オーディブル)体験記 3か月で200時間 聞いてみた感想

ぴざぱん
ぴざぱん

オーディオブックサービス『オーディブル』について共有!

約200時間(20作品)も聞けたので、なかなか良い!というのが率直な感想ですが…不満点ももちろん結構ありました。

本は読みたいけど、なんか読めない!

仕事と家事で忙殺される日々。

時間を作って本を読みたいけど、なんだか疲れていて行動に移すことができない。

でもなぜかYouTubeやSNSを漫然と眺めて、1日が終わる…。虚無!

BGM代わりにYouTubeを流したりするのですが、20分も無い動画を探すのに何分も悩み、ずっとスマホポチポチ…。自分は病気かな、となんとなく焦りました。

虚無に至る病に罹った自分ですが、読みたい本などはそれなりにあったので、前から気になっていたオーディブルを契約してみました。

月額1500円か。アマプラやネトフリなど映像コンテンツサブスクと比較すると少々値が張るかなと、躊躇してもおりました。

しかし、無料お試し期間もあるので徹底的に楽しもうと契約してみました。

メリット1 「ながら聞き」の手軽さ

なんといっても、ながら聞きできる手軽さは感動ものです。

聞くという行為は活字を読むという行為に比べて受け身であり、エネルギーや集中力の消費が幾分少ないような気がします。

自分は徒歩での通勤時間や、長距離ドライブの車中でガッツリ聞いています。

また、家事炊事、シャワーを浴びているときも聞きまくりました。

特に運転中は物語にも集中できるし、オーディブルを楽しめる良いシチュエーションだなと。

いままで、読書には絶対に充てられなかった時間。耳がお留守の時間に、スッと物語が入り込んでくる充実感は日常の彩りとなりました。

ハウツー本や自己啓発書のような種類も豊富のようです。こちらはより手軽に知識を吸収できる点で、ながら聞きとの相性も抜群じゃないでしょうか。

メリット2 読書とは異なるエンタメ性

自分は主にエンタメ小説を中心に聞いておりました。

朗読劇を聞くような体験は、とても魅力的でしたね。

有名な俳優さんを起用した作品も多々あるし、アニメ化を担当した声優さんを起用したライトノベルも多数ありました。

名前は存じ上げないナレーターの方も、基本的には高い完成度で違和感なく聞くことができました。

地の文の臨場感や、登場人物の演じ分け、セリフの抑揚など各ナレーターの個性が如何なく発揮されている作品ばかりだなと感心しました。

聞き入ると一日中、物語に引き込まれていた作品もありましたね。

ネトフリ実写化で話題のベストセラー『三体』も超面白くて本編3作品はすべて聞きましたが…。

1作品10時間超えの超大作で、ナレーションの方にはただただ脱帽でした。

一息に読み切ってるわけではもちろんないでしょうが、これだけの大作を高いクオリティで演じ切っているのを聞いて、少々値の張る月額にも個人的には納得です。

400ページ越えの小説約5冊分の本編は、集中力の乏しい自分には、どれだけ面白くても読破するのに相当な時間を要したことでしょう。

きちんと物語を見届けられたのは、オーディブル様様といったところでございました。

活字や映像とは違うエンターテイメントがそこには確かにありました。

メリット3 解釈の違いを楽しめる

同じ本でも、読み聞かせるという行為になるとそこには読み手の解釈が入ります。当然ながら。

読書の楽しみの一つとして、作者から提示された文章という断片的な情報をかき集めて、登場人物を作り上げていく工程があります。

この解釈を読み手に預けるのが朗読であり読み聞かせのサービスです。

例えば「ありがとう」という一文にも、登場人物の性格、関係性、その時の気分、前後の状況を考えれば正解のない、無限の読み方ができるでしょう。

(もちろん、国語のテスト的な正解に近い解釈が存在するとは思いますが……)

読み手が文章をどのように解釈をして、どんな感情をセリフに乗っけるのか。

昔読んだ本を思い出す意味で聞いてみるのもおすすめ。

読み手の解釈が入ることで、自分が読んだ時とは違う発見があるかもしれません。

物語を知るコスパサービスと割り切ってもいいのですが、じっくり楽しまないともったいない部分があるのも確かです。

デメリット1 ナレーターとの相性

これは結構致命的な問題でもありました。

読み手の解釈や演技を楽しめるサービスですが、人間ですからもちろん好き嫌いがあります。合う合わないという感覚も人それぞれです。

聞きたい本があっても、そのナレーターの声が自分にとって不快だったり、聞き取りづらかったり、シンプルに耳に合わないとそれでアウトです。

慣れれば何とかなるかもと我慢して聞くのもいいですが、自分には耐えられなかったです。

マンガアニメの実写化とかがよく叩かれますが、映像作品としてのクオリティに助けられているものも多数あるでしょう。

しかし、オーディブルは視覚情報が無い分読み手の能力がダイレクトアタックしてきます。

フィットするものは本当に心地よいですが、その逆だともう無理です。

作品としての価値がほぼゼロです。

早送りして物語だけサクッと聞く、みたいなのはあるいはアリなのかもしれませんが。

思い入れがある作品のナレーターの声が合わなくて本当にがっかりした、という体験はきっと自分をひとつ強くしてくれると思います。

デメリット2 視覚情報の不足

これは特にハウツー本とか知識をわかりやすく摂取する本において顕著なデメリットかなと思います。

図や見出しや強調部分がわからないのです。

強調されている太字とか、見出しの分け方は読み聞かせでは表現しにくいですよね。

知識を獲得することを目的とするなら、実物を買って読んで、オーディブルは暗記復習などの補助的に使うほうがおすすめかなと思います。

読み返しが難しいというのもデメリットです。

自分のような多動注意散漫人間は集中力がありません。何気なく聞いていると「今なんつったっけ」状態になることも多々あります。

そんな困ったさん向けに、章のスキップや巻き戻し機能はついていますし、ワンタッチで30秒早送り巻き戻しもできます。(設定で10秒や90秒など間隔を変更することも可能)

しかし、ページをめくるという手軽さや、一目見れば前の文章が書いてある本とは違うもので、ちょうどいい部分を確認する手軽さがありません。

「この登場人物って誰だっけ」「今どういう場面だっけ」みたいな状況に対処するのが非常に難しいのがデメリットのひとつです。

洋書に付いてある登場人物の付録などは、作品によってはPDFファイルが付属しているのでその点は安心。

結論

おすすめです。

虚無時間を過ごしているのがなんだか悲しいという漠然な動機から始めましたが、確かに虚無時間が減りました。

まず、ライフスタイルに聞く読書がハマるかどうかが大事だと思います。

気になる方は無料期間もあるのでお試しでやってみてください。

ぴざぱん
ぴざぱん

読書量増は間違いなし

それでいて、読書とは違った体験ができるのは良い!

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